毎日テレビでロシアによるウクライナ侵攻の様子が報道されています。
21世紀でまさか、この様な蛮行が繰り広げられるとは誰もが思わなかったことです。
私にとりウクライナと聞くと、忘れられない光景を2つ思い出します。
先ずは一つ、学生時代私は映画鑑賞に狂っていた時期がありました。
今では無くなってしまいましたが、確か矢場町の中日シネラマといった映画館
で観たと思います。
「ひまわり」というタイトルで、イタリアのソフィアローレンとマストロヤンニの
恋愛映画です。

1970年公開だったそうです。実に52年も前の映画です。
他の人に聞いたことありませんが、同世代でもそんなに多くの人が観ていない
のではと思います。
確か映画のストーリーはロシア戦争に徴兵されたイタリアの新婚夫婦の人生を
綴ったものでした。
詳細は忘れてしまいました。
映画のラストシーンで、どこまでも続くウクライナの国花だそうです。ひまわりの花が
広がる光景だけは今でも鮮明に覚えています。
その美しいひまわりの下に多くの兵士の屍が埋まっていると聞いたこともです。
キエフから南へ500㎞程のヘルソン州の地で映画のひまわり畑はロケされたとの
ことでした。
ウクライナという農業が盛んな国で、小麦の多くもこの地で生産され、私たちが
いただく多くのそれももこの国から届いている。そんなかの地に、心が揺れます。
制作50周年を記念し、折しもレストア版という最新の技術で編集された画像が
近く全国で放映されるそうです。是非とも改めて見てみたいと思っています。
そしてもう一つの思い出は、かつて香港旅行に出かけた際、ビクトリアピークという
香港の街を一望できる観光スポットでの出来事です。
肌が真っ白なとても綺麗な女性が、私を見つめていました。
ムムって思った瞬間がありました。
May I help you ? と、敢えて落ち着いて声をかけました。
そしたら、Take a picture please. でした。
ひょっとして、「旅は道連れ世は情けで、これから一緒に食事を」 なんて言われたら
どうしようなどと思いましたが、そんなことある訳ないですよね。
そんなでガックリしたこの人はその時、ウクライナから来たと言っていたことを鮮明に
覚えています。
「平和」 私たちが当たり前に享受していること、それは国際的にみれば、限られた人
しか与えられていないのですね。
一刻も早く、少しでもこの争いが終結し、解決できることを、衷心より祈りたいです。