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熊野ののじもくま

時の経つのは早いものです。
4月も1週間足らずになってしまいました。
新緑がとてもきれいな時期になってきました。

そんな中、取引先のジツダヤさん主催で熊野で杉や檜を
原木から加工して、住宅の造作材から構造材を作っている
野地木材工業(のじもくま)さんの工場見学をさせて頂きました。

木造住宅建築を生業としている私にとって久しぶりの山と木の
匂いを感じたくての訪問でした。

熊野古道で知られる熊野市の9割は山林だそうです。海と山しか
ないということをお聞きしましたが、想像を超える山間地でした。

そこで野地木材さんは、主要産業の責任感を持って地域活性のため
一生懸命頑張っておみえでした。

一昨年のこの地域を襲った豪雨の被害も随所で見られ、いまだに各所で
復旧工事が進められていました。山の谷は崩落し、急な勾配で流れる川は
大きな石だらけで、復旧は楽ではないことが容易に想像できました。

工場に着くと野地社長さん自らがお迎え頂き、熊野で原木市場経営から各種木材
製品を一貫して作り続ける篤い想いを聞かせて頂きました。

  野地社長から熊野材にかける篤い想いが聞けました。

杉や檜の原木を丸太から製材し、木の特性を生かし最もふさわしい木材製品を
作ろうというこだわりは社員さんたちにも浸透し、私はとっても応援したくなりました。

  丸太製材状況

  構造材加工状況

  内装材加工状況

最近は木造住宅でも、私共が使用する材料は無垢(むく)材が少なくなり、
JAS規格のもと、集成材の使用が大半です。
地域産材を利用する長期優良住宅「中京の家」等でないと、使えないのが実態です。
平成25年度は国からの補助金を頂きながら、私共もこの制度で2棟建築しました。
今年度は補助が最終年度になるということですが、1棟100万円の補助制度の継続は
決定されています。
三重・岐阜と、この地域は優良な地元産材があり、国も地域の林業活性に力を入れて
います。

何と言っても無垢材を使用した家は、多くの日本人にとってとても気分が落ち着く
場となります。自然の物ですので、曲がったり縮んだりしたり、時には節がとれたり
することもあります。
でもそんな特長を良しとするなら、是非ご一緒に自然材をいっぱい使った家を作り
ませんか!!

製材工場見学の後、私たちは原木市場の見学もさせて頂きました。
切りたての原木がいっぱいのヤードで、先の社長のDNAを受け継いだ息子さんの
専務さんが、次代を担う後継者として、木への愛着を私たちに一生懸命語ってくれ
ました。

  息子さんの野地専務

日本の林業は厳しいとかねてから言われていますが、もっともっと陽があたり、
注目されることを願うばかりです。

1本の柱を作るため、少なくても20cm直径以上の樹が必要だし、構造材となれば
40~50cm直径の樹でないとできません。
家一軒建てるには何本の樹が必要かと想いをはせると、本当に天文学(!?)的な
量となります。でも一生で1回かもしれない「普請」であるわけで、昔から新築に
かける施主さんの想いは、この量からもきたことが改めて実感された次第です。



  山積の原木


  1本400万円の檜の原木


ちなみに上の写真の檜木は、直ぐ市場近くの山で切った檜の原木だそうです。
節もなく、それはきれいな200年樹です。直近の市で最も400万円という高価で
落されたそうですが、皆様はこの根を見て、いくらの値段を付けられますか

私はこの度の視察で、改めて木への想いを深め、これからも皆様に夢とご満足頂ける
家を作り続けようと、固い決意をしました。




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